中華料理を作るとき、火力が弱いと上手に美味しく作れないと思っていませんか?
実際は、弱火でゆっくり様子を見ながら炒めれば良いので、強い火力は必要ありません。
他にも、上手につくるコツが6個あります。コツをつかんで美味しい炒め物作りましょう。
①具の切り方をそろえる
材料は、大きさをそろえて切ることが重要です。見栄えも良くなります。
均一に火を通すことで口当たりが良くなります。
②調味料はあらかじめ準備する
調味料は、手早く加えられるようにレシピ通り合わせておきます。
すぐ手が届くところに準備しておいたり、市販の合わせ調味料を使うのも良いです。
少しアレンジを加えれば充分自分の料理です。
③具材別に炒めて最後に合わせる
加熱のしすぎは、材料の食感をなくして、こげの原因になり味が悪くなります。
材料を別々に炒めて最後に炒め合わせると加熱しすぎを防ぎ、シャッキっと仕上がります。
④下味をつける
魚介や肉類は、味が入りにくいので下味をつけます。
レバーなど臭みのあるものは、炒める20分前に下味をつけておきます。
⑤下茹でする
魚介や肉、キャベツ、ブロッコリー等の火の通りにくい野菜はあらかじめ固めに茹でて火を通しておきます。
⑥最後の調整はとろみを付ける前
レシピ通りに作っても、仕上げの前に必ず味見をします。
味が物足りない時は、塩、胡椒を少し加えます。とろみをつける料理なら、必ず片栗粉を加える前に味の調節をします。
さあ!実際に炒め物の定番料理「青椒肉絲(チンジャオロース)」作ってみましょう。
青椒肉絲(チンジャオロース)
(材料)2人分
- 牛ロース肉 100g
- ピーマン2個(緑、赤)
- タケノコ水煮100g
- 生姜1/2片みじん切り
- ニンニク1/4かけみじん切り
(調味料)
- 醤油大さじ1/2
- 酒(紹興酒があればさらに◎)大さじ1/2
- オイスターソース大さじ1/2
- 砂糖小さじ 1/2
- 鶏ガラスープの素 小さじ1/2
- サラダ油 大さじ1と1/3、胡椒少々
(下味)
- 醤油 小さじ1
- ごま油 大さじ1/3
- 片栗粉 大さじ1/3
【作り方】
①小さなボウルに合わせ調味料、下味用調味料をそれぞれ合わせておく。
②牛肉を5㎜幅に切る。そして下味調味料が入ったボウルの中でもみ込む。
③ピーマンを縦半分に切ってから5mm幅に切る。
タケノコは、さっと水洗いして、水煮の水を切ってザルにあげておく。
④フライパンに、油の半量とニンニク生姜を加えて香りが出るまで炒める。
ピーマン、タケノコを加えて炒めて、油がまわったらいったん取り出す。
⑤フライパンに、残りの油と牛肉を入れる。全体に広げて焼きつけるようにする。
⑥肉の色が変わったら、③を戻しいれて、合わせ調味料を混ぜながら回しいれる。
⑦だいたい出来たなと思ったところで味見をする。
⑧胡椒を入れて、味を整える。
★慌てないで作ることが成功の秘訣です。牛肉を炒めるときも弱火でゆっくりするとくっつかないで出来上がります。
今日は、もう一品に豚肉のシソ巻きを作りました。さっぱり塩味でシソの香りが美味しい一品です。
コンロで炒め物をしている間に、魚焼きグリルやオーブンで焼いておけば出来上がるので並行して調理できます。